令和3年度介護報酬改定では、BCP策定や感染症対策、ハラスメント対策などが新たに全サービスで必要になったり、またLIFEデータベースへの入力が必要になるなど、事業所の業務負担がさらに増えました。
さらに新型コロナウイルス感染症の影響もあり、介護現場の人材不足はますます深刻化しています。
そういった状況の中で、今後の事業所運営の鍵となるのが「ICT活用」です。
今回の介護報酬改定で、ICT導入が加算要件に含まれたり、また人員配置基準が緩和されたりと、介護業界でのICT化はさらに推進されることが予想されます。
chevron_rightICT活用のメリット:業務の効率化からLIFE(科学的介護情報システム)の活用まで
chevron_rightスムーズなICT導入に向けて:補助金の活用を!
chevron_right補助金を活用して導入できるツール
ICT活用のメリット:業務の効率化からLIFE(科学的介護情報システム)の活用まで
ICT活用の具体的なメリットをみていきましょう。
1.業務効率化
先日厚生労働省が公表した「第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について」によると、2025年度までに約32万人、2040年度までに約69万人の介護職員を追加で確保していく必要があるという結果がでており、人材不足がさらに深刻化する可能性は十分に考えられます。
2.スムーズな情報連携
例えば、介護記録をICT化すると、利用者さん宅でタブレット端末から入力した記録を事業所にいる他の職員がすぐに確認でき、スムーズに情報共有できます。
また、タブレットについているカメラで写真を撮影すれば、言葉では伝えにくい情報も共有することができます。
3.データ活用による質の向上
利用者の膨大な情報をデータ化し、それを蓄積、さらには分析することで、提供サービスの質の向上につなげることができます。
さらにその分析結果を活用することで、個々の利用者さんにあった最適なケアを選択しやすくなることにも繋がります。
そして、そのデータに基づいた介護を目指しているのが「LIFE(科学的介護情報システム)」です。
今年度の介護報酬改定では、LIFEへのデータ提出・活用が多くの加算の算定要件になりました。
LIFEへのデータ提出が手入力だけでなく、記録ソフトから抽出したcsvデータを取り込むこともでき、介護業界のICT化はさらに推進されていると考えられます。
LIFEの運用がスタートし、加算の算定要件になっていることから、「科学的介護」の実現に向けて国が本格的に動きはじめたということが分かります。
スムーズなICT導入に向けて:補助金の活用を!
ICT化を進めたくても、すべてをそろえようとすると高額でなかなか進まないという場合には、補助金活用による導入検討も有効です。
1.ICT補助金
ICT補助金とは、ICT化にかかる費用を厚生労働省が補助する制度です。
・補助金交付の対象・・・ICT化に必要なタブレット端末や、ソフトウェア、ネットワーク機器などの購入費用
・ICT補助金の活用には申請が必要(受付は自治体ごと)
対象となる機器やサービス、補助金の申請規程など、詳細は各自治体にお問い合わせください。
各自治体の受付状況や詳細ページについては、こちら
2.IT導入補助金
IT導入補助金とは、中小企業・小規模事業者等を対象に、その事業者が抱える課題やニーズにあったITツールを導入する場合に、経費の一部を補助する制度です。
IT補助金の活用には、IT導入補助金事務局への申請が必要です。
詳細はこちらからご確認ください。
https://www.it-hojo.jp/
補助金を活用して導入できるツール
補助金を活用した導入実績もあり、LIFEへのデータ出力にも対応しているケア記録専門ソフト「ブルーオーシャンノート」をご紹介できます。
ブルーオーシャンノートは、高齢者介護・障がい者支援事業所・保育事業所の記録管理業務に特化した介護記録システムです。 記録業務の効率化はもちろんのこと、連絡・情報共有の円滑化、スタッフのスキル向上をサポートします。
1.「ブルーオーシャンノート」の特徴
2.「ブルーオーシャンノート」でできること
個別指導計画
他にも各サービスに必要な機能がそろっています。 導入実績のある補助金もございますので、お気軽にご相談ください。
補助金活用のご相談も承っております。
記録ソフトの導入をご検討中の方、導入を迷われている方もお気軽にお問い合わせください。
問い合わせ先:03-3662-3490 (平日10時~17時)
担当:営業課